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憧れの女性たち

邦子さんが飛行機事故で突然亡くなった後の様子を妹の和子さんが本にされました。
言葉に一切出さない深い悲しみのお母様の気持ちが同年齢になった私は痛いほどわかるのです。

そして賛否両論がひしめく秘められた邦子さんの恋文の公開です。
著名な作家の隠れた部分を知りたいのは読者の望みです。
随分と悩まれた妹さん、でもこれを読み向田邦子氏の作品の深さが前より少しわかってきました。
そしてより彼女に憧れるのです・・・

向田邦子の恋文
向田和子
新潮社

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同年代の暮らし方の本を読むのが好きです。
さりげなく日々丁寧に暮らすより子さんにも憧れますよ。
油で揚げない酢豚の作り方を早速真似しましたよ!
とってもおいしくできました。

暮らしをつむぐ
坂井より子
技術評論社

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歴史物語は好きです。
当時のヨーロッパ一の美貌のエリザベートとゾフィー大公妃の葛藤、夫のフランツ・ヨーゼフやバイエルン王のルートヴィッヒ2世などの男性との関わり、そして息子のルドルフ皇太子の自殺、最後は彼女も暗殺されるのです。
壮大ななドラマでした。

皇妃エリザベートとふたりの男たち
桐生操
講談社

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近頃の読書は字面を目で追うだけで頭に何も残っておりません。
困ったものですよ~

06:20 | | comments (6) | trackbacks (0) | edit | page top↑

平家物語の読書会

紙の整理をしていると懐かしいチラシが出てきました。
20年以上前にデパートの催事場で安野光雅「平家物語の世界」展があったのです。
ところが「全部細かい絵だった・・・」としか記憶にないのです。
まさに猫に小判でした。

右の絵葉書は昭和14年ころの雪景色の厳島神社です。
静寂な空気が伝わってきて、思わず清盛に思いを馳せました。

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読書会で「十牛図」を初めて見ました。
本の虫のMさんの本です。
禅の悟りの過程を牛・童・老人の絵で表していますが、私はさっぱりわかりません。

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後日厳島神社の火徐松明をもらいました。
その日の朝、「石油ストーブから火が出たら怖いね~」と話していた矢先でした。
あまりの偶然に只々驚くばかりです・・・

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今回は「維盛都落」「聖主臨幸」を読みました。
維盛は清盛の孫で愛する美しい妻子との別れの場面です。

何にも知らなかった平家物語に出会えたのはあるセミナーでYさんに声掛けしてもらったおかげです。
偶然は必然とか・・・「あなたとの出会いは生きていくごほうび」です。

おまけの人生のこれからの私は、この言葉を大切にしたいと思うのです。

06:17 | | comments (6) | trackbacks (0) | edit | page top↑

壷中の平家物語読書会

小春日和の瀬戸内海です。
遥か彼方は四国です。
その昔この海を平家の人々は渡ったのですね。
今は打ち寄せる波の音だけ聞こえます。

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久しぶりにYさん宅で読書会がありました。
そして今日はこの会の立ち上げ人で去年45歳で亡くなったTさんの命日だと知りました。

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黙祷した後一言ずつ思いを話しました。
長い付き合いで立ち上げ人のひとりYさんは「まだ彼女について話せない」と暗い顔でした。

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深い悲しみの中では言葉が出てこない・・・ということを若い方から教わり、恥じ入っております。

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Tさんが亡くなった後入会されたMさんが「ここは壷中よ、母を亡くして無力感しかなかった私にこんな時間が持てて感謝!」と言われました。

それぞれの深い心の奥に秋の光と風が静かに届きました。

06:38 | | comments (6) | trackbacks (0) | edit | page top↑

会えてよかった

この本を校閲されて十日後、作者は亡くなりました。
思い通りにいかない人生の生き方を、愛を込めて教えてもらえます。

どんな時でも人は笑顔になれる
渡辺和子
PHP

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安野氏が出会った50人余りの人の素顔の一部を覗けます。
藤原正彦氏が教え子だったこと・高峰秀子氏の別れの電話・・・驚いたり頷いたりの連続でした。

会えてよかった
安野光雅
朝日新聞出版

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何と食べることを大切にされるご夫婦ですね。
そして今おひとりになられてもテーブルクロスをかけて食事をされている英子さん、もちろんアイロンをかけてです。
洗いっぱなしの私は恥じ入ることばかりでした。

ふたりからひとり
つばた英子・しゅういち
自然食通信社

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あの連合赤軍を題材にした小説です。
結末の展開は思いもよらぬサプライズでした。
それぞれの親や兄弟や親族の辛い関わりに目がいくのは、私が年取った証拠です。

夜の谷を行く
桐野夏生
文芸春秋

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安野氏が後書きで「肩書きにこだわらない人ばかりの50人だった」と言われていました。
改めて安野氏の懐深い人柄を思います。

近頃のマスコミを賑わしているドタバタ劇の登場者との違いが、はっきりと見えてきますよ~

06:30 | | comments (6) | trackbacks (0) | edit | page top↑

平家物語の読書会

今回の集まりは初めての場所です。
事前に「とっても見晴らしのいい所ですよ」と聞いていましたが、空と海・・・心が広がりました。

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地元出身者のデザインした映画ポスターと・・・

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そして昭和の映画資料が展示してある公共の施設です。

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受付で100円でドリップコーヒーも淹れてもらえます。
おかげでお茶の時間も楽しめました。

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今回は「主上都落」で、平家物語のクライマックスです。
法王はボロをまといさっさと雲隠れをしてしまうのです。
この時平家方のリーダーの平宗盛が、もう少し切れ者でしたら歴史は変わったでしょう・・・

つくづく各界のトップの重要性を考えてしまいます。
そして今現在の指導者はどのような判断をしているのでしょうか?
考えることの多い読書会でした。


07:42 | | comments (6) | trackbacks (0) | edit | page top↑