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すぐ死ぬんだから

エジプトの昔話です。
一見まぬけなおじさんがきらりと光る知恵を発揮して、読み手は痛快気分になります。
すべてのページは天幕に布で絵を描く伝統工芸の布絵で、その雰囲気が斬新なのですね!
絵本ですが、私たちにもぴったりですよ。

ゴハおじさんのゆかいなお話
ハグーハムディ・モハンメッド・ファトゥーフ
ハーニ・エルーサイード・アハマド      絵
デニス・ジョンソン・ディヴィーズ 再話
千葉 茂樹 訳
徳間書店

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急死した夫に40年前から別の家庭があった。
遺書を読み驚愕する妻と家族・・・
78歳の主人公ハナの物怖じしない生き方にハラハラドキドキで、あっという間に読めました。
テレビではハナを三田佳子さんが演じているとか?
うーん、美人過ぎてイメージと違います、ふふふ!

すぐ死ぬんだから
内館牧子
講談社

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文豪の珠玉の短編『駅路』を天才が脚本を書き、ドラマにした。
その裏話やエピソードがおもしろいのです!
向田邦子さんは「作家の作品の脚本は書かない」と言われていたが、NHKから『駅路』の話が持ち込まれるとなぜかOKする。
その時彼女は重篤な病を抱えていて、仕上がると「最後の自画像」と自ら題名をつける。
そしてしばらくして飛行機事故で亡くなるのです。

駅路/最後の自画像
松本清張
向田邦子
新潮社

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トンボや彼岸花やエーデルワイスの消しゴムはんこのはがきです。
益々見事になり、いつも見とれており、一人で見るのはもったいない!
若い人は力がありますねぇ。

諌山


内館牧子氏は高齢者に「品格ある衰退」を勧めておられます。
そして老人の品格は若者に譲ることですって!
うーん、難しそう!


06:12 | | comments (8) | trackbacks (0) | edit | page top↑

夏は松本清張で!

副題は「日々の習慣と愛用品」とあり、糸さんのお気に入りの物や暮らし方が綴られています。
40代後半で人生の見極めができる糸さんはさすがですね~

育てて紡ぐ。暮らしの根っこ
小川糸
扶桑社

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忍耐・努力・信念・謙譲・矜持・潔い・・・を美徳と信じてきた人がどんどんいなくなる現代、日本人とは何か?を25人の著名人が答えています。
緒方拳・サトウサンペイ・高峰秀子・岩谷時子・王貞治・山田太一・伊東四朗・・・他。
信じられないエピソードの連続で驚きました。
お姿と手の写真もあるのですよ。

最後の日本人
斎藤明美
清流出版

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「暮しの手帖」の書評に「短編こそ清張の魅力だ」とありました。
怖いひとや悪人、騙しだまされ裏の裏などドロドロの人生模様をおもしろい!と半分溶けかかった頭で読んでおります。
すべて短編で読みやすく、夏にぴったりですね。

黒い画集
或る「小倉日記」伝
奇妙な被告
松本清張
新潮文庫
中公文庫

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そんなよどんだ空気の高齢者宅に、郵便屋さんが風を運んできます。
夏本番の便りはうれしいな!

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小川糸さんの暮らしのテーマは「自然であること、無理をしないこと」ですって!
これならできる!

誰も帰らずどこにも行かない今年のお盆休みが始まりました・・・
06:19 | | comments (12) | trackbacks (0) | edit | page top↑

体づくりと暮しの手帖

狭い我が家はどこへ行くにも階段です。
重い掃除機を持って「あー1階だけのワンフロアの家に住みたい」と言いだしたのは何歳ごろでしょうか。
階段の昇り降りが負担になってきたのです。
そして寄る年波で、1段づつ足を揃えて横歩きをしないといけない時も出てきました。
加齢とは痛みが出ることなのですね~

カフェ


「暮しの手帖」で「40歳からの体づくり」の記事をよみました。
<階段昇降は骨と筋肉を強化する一挙両得のトレーニング>ですって!

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背筋を伸ばしてつま先と膝を正面に向けて踏みしめるのです。
お尻の筋肉も同時に鍛えられるそうですよ!
これならできる!やらなければ!

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1968年の「暮しの手帖」98号が出てきました。
花森安治氏のカットがふんだんに出てきます。
「愚劣な○○」「広告が多すぎる」「こわれてもいないのに○○を大量に売りつける」・・・などの目次も新鮮で、改めてページをめくると中身の濃さに驚くのです。

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花森安治は噓やごまかしを許さず、大きな声で正義を論ずる信念のある人間でした。
長生きしてほしかった・・・

06:39 | | comments (16) | trackbacks (0) | edit | page top↑

猫を棄てる

以前ラジオで初めて浜さんの声を聞いた時「この人は男性だろうか?女性だろうか?」と考えました。
独特の声ですよね。
もともと苦手な経済が最近はカタカナ表記ばかりで、益々わかりません。
この本では、グローバル経済の中で自己責任論を含めての現代社会の有り様を、優しい言葉と人間らしい視点で解説してあります。

小さき者の幸せが守られる経済へ
浜 矩子
新日本出版社

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ペンギンとはオーストラリアのブルーム家に住むカササギフエガラスの名前です。
その家の魅力あふれる主婦が旅行中脊髄損傷の大事故に遭い、一家は絶望し、そこにペンギンが現れて・・・
多くの写真には自然の中で、家族が蘇生していく過程が活写され、ペンギンのやさしさが胸に迫ります。

ペンギンが教えてくれたこと
キャメロン・ブルーム
ブラッドリー・トレバー・グリーヴ
浅尾 敦則 訳
マガジンハウス

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小さく渋い味わいのある装本で、挿絵から昭和が伝わりました。
春樹氏が長い間行き来のなかった父親そして自身の子供時代を書かれています。
後書きで「これはメッセージではない」と断っておられますが、お父様が不本意な生き方を選ばないといけなかったのは、紛れもなく戦争のせいなのです。

猫を棄てる
村上春樹
絵・高妍
文芸春秋

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今年もさくらんぼを食べられました。
季節の物を頂けるのは幸せですね。

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3冊の本はすべてが友人からのものです。
一人では出会えませんでした。
コロナで振り回されて半年は過ぎました。
苦手な夏そして慕わしい秋・・・これからもいい出会いがありますように・・・

06:47 | | comments (8) | trackbacks (0) | edit | page top↑

ひさびさの太宰治

昭和50年74版発行の字の小さい文庫本です。
本箱を整理していて見つけました。
年々目が弱くなり、夜間は活字も映像もほとんど見ないで、昼間でも本読みは休み休み30分が限界です。
この2冊はとても読み切れないでしょう・・・

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そんな時いいものを見つけました。
ユーチューブの朗読です。
1冊が6時間弱かかり、4・5日かけてじっくりと聴きました。

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太宰は桜桃とツユクサが好きだったのですね。
「恥じ多い性格は父親のせいだ」と、文中でしっかり者の水商売女性に言わせていたのも、今回知りました。
相変わらず読んでもわかっていない私の本読みです。

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39歳の太宰ですが、50歳代に見えませんか?
昔の人は深い思いを含んだいい顔、大人ですね!
そして彼はこの年に自死するのです。

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ぼんやりと昭和に思いを馳せているときに、自家製のさくらんぼジャムを頂きました。
すてきなラベルでしょう。
令和にはこんなにオシャレな品もあるのですね。

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漱石や鴎外も朗読を聴いて、そしてそして古い文庫本を処分していこう・・・
ますます昭和が遠くなりますが・・・

06:14 | | comments (10) | trackbacks (0) | edit | page top↑