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おらおらでひとりいぐも

「私は私で一人行きます」の東北弁の題名で、芥川賞・文藝賞を受賞した作品です。
74歳の老女の一人暮らしの様子を活写しているのですが、東北弁が入る分凄みが増すのです。
私はその部分はさっぱりで読み飛ばしてしまいました。

おらおらでひとりいぐも
若竹千佐子
河出書房新社

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敬愛する高峰秀子さんが遺された言葉を、養女の斎藤明美さんがエピソードを交えて紹介しています。
とあるトークショーで「美しく老いる?そんなこと無理です。年をとればみんな穢くなります」と70を過ぎた彼女は冒頭で言われたのです・・・
そして「人間死ぬまで勉強です」で締めくくりました。

煙のようになって消えていきたいの
斎藤明美
PHP研究所

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曾野綾子氏もぶれない人ですね。
後書きに<汚辱にまみれても生きよ>とあるのです。
老人は人様や世間一般に甘えずに生きることを、繰り返し説かれるのです。

戒老録
曾野綾子
祥伝社

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図らずも同じ時に、女性が老後の戒めを綴った本に3冊出合いました。

若いじぶんに<年を取るということは真っ暗闇を海に向かって歩いているようなもの>と千代芳子さんの本で読みました。
なぜかそこの文を心の底で覚えていたのですが、今大きく浮かび上がってきました。
正に老いが目の前に立ちはだかっているのです。



07:05 | | comments (14) | trackbacks (0) | edit | page top↑

寿永2年7月平家都を落ちはてぬ

5月の瀬戸内海ですよ。
海の色が緑色っぽく変わってきました。
この初夏の海を右に見ながら歩いて行くと・・・

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左にきれいな薔薇の家があり、ここを左に折れると平家物語の読書会の会場のお宅につくのです。

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今回は「青山之沙汰」「一門都落」「福原落」を読みやっと7巻が終わりました。
青山とは唐から伝授された琵琶で、神秘的な謂れのある銘品です。

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Yさん手作りの夏ミカンのピールです。
抜き型でかわいい子供の形、アイデアですね~
食べるのがもったいない感じです。

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抜き残ったピールを細かく刻みパウンドケーキに焼き上げたYさん、暮し上手です。
無駄なく美味しくそして楽しく頂きました。
最高齢のMさんはピールの作り方を熱心にメモしています。
「帰って作るわ、嬉しい」良いことは伝わるのですねぇ!

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都落ちの1日目、はやくも離反者が続出する平家方です。
「良い時はだれでも皆良い人間、落ち目の時に人の本性がわかる」いつも聞かされている言葉です。
平家物語を読みいつも思うことは、人間はいつの世も変わらない・・・です。

   <昨日は東関の麓にくつばみをならべて十万余騎、今日は西海の浪に纜をといて七千余人・・・・>
 
平家は都を落ちていくのです・・・

06:27 | | comments (6) | trackbacks (0) | edit | page top↑

レシピを見ないで作れるようになりましょう。

図書館30人待ちでやっと順番が回ってきた本です。
野菜の下ごしらえや火入れ・・・のやりかたがこの本を読んで変わりました。
熱した鉄のフライパンに食材を入れたらいじらずに待つことが大事なのですね~
味が変わり料理が少し楽しくなりました。

レシピを見ないで作れるようになりましょう
有元葉子
SBクリエイティブ株式会社

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<小芋はていねいに洗いよく乾かし(翌日に料理)皮をむいたら洗わずにだし汁に入れる>と本にありました。
きれいに洗うと小芋はこんなにかわいいのですね!

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脳出血で倒れた兄の菅原孝さんの闘病記です。
弟の進さんも大腸がんでした。
病からの復活もですが、人気絶頂期の芸能界の確執・・・など詳しく分かりやすく語られて、胸にせまりました。
おふたりとも優秀な方なのですね~

さよなら涙リハビリ・バンバン
ビリー・バンバン
秀和システム

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若い友人の一番のお気に入りの本です。
シリーズが3冊あるのですよ。
勧められて読んだしをん氏の本は初めてで女性だとも知りませんでした。

屈折した男二人が便利屋業を通して、揺れながら前に進むのが読み手を引き付けるのですね。
あっという間に3冊読めました。

まほろ駅前多田便利軒
三浦しをん
文芸春秋

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この本は映画化されていました。
3冊読んでいると私の頭の中でイメージが出来上がっていまして、映像を観てもピンときません。
結局途中で観るのは止めました。
いいのか悪いのか、近ごろ何でも自分勝手に決めつけてしまうのですよ・・・


06:59 | | comments (6) | trackbacks (0) | edit | page top↑

清盛とハンガリーの水

空の雲がやさしい顔をしています。
春が来ました!

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入口付近の壁の光も明るいですね~

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平家物語の読書会で新しい資料を3部もらいました。
これで人間関係がまたわかりやすくなりますね。

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お手製のきな粉ボールとびわの葉茶です。
どちらも初めてですが、おいしくて体によさそうですよ。

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今回初めて参加された人が顔も手もツルツルピカピカで、とてもおきれいなのです。
さっそくお尋ねするとアロマをされているとか。
昔あるハンガリー王妃がローズマリーが主成分の水を飲み20歳も若返ったという<ハンガリーの水>の話も教えてもらいました。
「それでは作らなくては・・・」と全員が地を這うタイプのローズマリーの小枝をもらいました。
水に活けて根っこが出るのが楽しみですね!

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きょうは「忠度都落」「経正都落」を読みました。
二人は清盛の末の弟と甥です。
そして和歌と琵琶を深く極めた教養ある凛々しい人物でした。


06:28 | | comments (8) | trackbacks (0) | edit | page top↑

君たちはどう生きるか

岩波文庫のこの本を読み心が熱くなったのはいつだったでしょうか?
脇田和氏の挿し絵も好きでした。

その漫画本が今ベストセラーと聞き、半信半疑で読んでいます。
おもしろい!
大事な部分はしっかり文章が挿入され、その構成が読み手を飽きさせないのですよ。
どなたの発案でしょうか?
若い人の企画に敬服しております。

君たちはどう生きるか
吉野源三郎
岩波文庫

漫画 君たちはどう生きるか  羽賀翔一  マガジンハウス

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ツバキ文具店の続編です。
主人公は結婚して女の子のお母さんになるのです。
細やかで純粋な愛情表現にお話とわかっていても、心が洗われます。
そして手紙を書きたくなるのですね。

キラキラ共和国
小川糸
幻冬舎

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イシグロ氏の作品はどれもページをめくるのがもどかしいほど面白くてどきどきしながら読み進みますが、さて読み終えると頭に霧がかかったように何もわからないのですよ。
この本はまさに霧がキーワードです。
最後に老女がひとりで船に乗るのですがそれは死を選ぶことでしょうか?
読まれた方と感想を語り合いたい本でした。

忘れられた巨人
カズオ・イシグロ
土屋政雄 訳
早川書房


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君たちはどう生きるかは1937年にはじめて出版されました。
戦争の影が忍び寄る時期に作者から若い世代への熱い思いがあふれる作品です。

今の時代にもコペル君のおじさんがたくさん現れますように・・・

06:36 | | comments (10) | trackbacks (0) | edit | page top↑