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劣等感は傲慢?

渡辺和子氏の講演会に行きました。
これで3度目です。
10年に一度位でお目にかかる機会がありました。
89歳になられたそうですが、お声は変わらず艶があり鈴の鳴るようにきれいでした。
ただお姿が小さくなられていました。

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どうして氏の本を読むようになったのか、そのきっかけがどうしても思い出せません。
本箱にずらり並んだ彼女の本は、血の気の多い40代・50代の迷える私を支えてくれました。
毎日少しずつ音読しては気持ちの整理をしていたものです。
気がつくと回りに渡辺氏のファンが多いのですよ。

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そして初めての講演会に行き、満員の会場で氏が光輝くオーラを出されていて驚きました。
そしてそのお姿のきれいなこと・・・
穏やかな話し方は天使のようでした。

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今回はご自分の波乱に満ちた人生を中心に語られました。
学生時代英語が苦手でいらして、それを口にすると「劣等感を口にするのは傲慢だ」ときつく戒められましたと言われたのです。
私などそれは謙遜な態度と思っていましたので、びっくりしました。
よく考えてみるとそれを逃げ道として利用しているのですね。

後何年生かされる命でしょうか?
「置かれたところで咲く」幸せ探しはこれですね!



06:47 | | comments (6) | trackbacks (0) | edit | page top↑

寺子屋、平家物語

方向音痴の私を心配してこんな絵地図が送られてきました。
今回の平家物語の読書会は瀬戸内海に浮かぶ島であるのです。

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無事に海を渡りました。

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やはり路地で迷子になりましたが、親切な島の方が案内してくれました。

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左手の大きな元商家の建物は奥行きがとても広く、昔はさぞ大きな商いの店だったのでしょう。
今は住む人がないとか、代替わりすると取り壊されるかもしれませんね。

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懐かしい道具が並ぶ古い木造の家の2階が会場でした。

今回初めて文語部分を全員で声を出して読みました。
お寺のお経の唱和、寺子屋の子供達の論語読みのようです。
意味はわからないけど、声を出すのは気持ちがいいですね。

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読んだ所は「竹生島詣」「火打合戦」でした。
能の演目にもある竹生島は遥か昔から琵琶湖の名所でした。
清盛の甥の経正が月の光の中、琵琶の秘曲を奏でると、明神様が白龍に姿を変え聞き惚れたというのです。
まるで1幅の絵のようです。

そして彼もゆくゆくは戦いで死ぬのです・・・

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平家物語も7巻に入り、声を出して読む楽しさがやっとわかってきました。

意味もわからず大きな声で論語を読んでいた江戸時代の子供といっしょですよ。
正に平成の寺子屋でしょう。ふふふ。

06:12 | | comments (2) | trackbacks (0) | edit | page top↑

子供時代をどう生きるか・・・

フロリダの貧しい開拓民の少年が唯一の友の鹿を、両親により殺され・・・
ひとりの少年が青年に成長するためには父親の力、そして回りの大人の男性の存在の大切さがわかります。
それにしても貧しさは人に考える力を与えますよ。

子鹿物語(全三巻)
ローリングズ作
大久保康雄訳
偕成社

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副題は子供時代を引きずる人々です。
愛着行動は親と子供の結びつきで安全基地が必要です。
それが歪であると心が曲がります。
クリントン・漱石・太宰治・・・など実在した人物を紹介しながらの解説は説得力がありました。

愛着障害
岡田尊次
光文社

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心の闇を書くと第一級の桐野氏です。
オドロおどろしいのはわかっていても、恐いもの見たさについつい読んでしまいます。
そして次が気になりつい読みすぎ、目が疲れ果てるのですよ。

バラカとは女の子の名前です。
アラフォーの女性・ブラジル出稼ぎ労働者・ドバイ・そしてフクシマ・・・
物語の展開に目がはなせません。

バラカ
桐野夏生
集英社

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来月から改修工事に入り、図書館は予約のみの扱いになります。
本を眺め迷うことができないのです。
今年いっぱいですが、ちょっとさびしいです。

06:49 | | comments (4) | trackbacks (0) | edit | page top↑

意志あらば道あり

テレビで何度も何度も観たローラ一家の物語です。
いろいろ出ていますが右の岩波書店の谷口氏の訳でガース・ウイリアムズの絵のものが好きです。
下の写真集で風景や人々を確認しながら読んでいます。
右上の女性がローラですよ。

「長い冬」は7ヶ月猛吹雪が続き、食べ物・灯り・暖房・・・が底をつき、すべてが暗闇の中、父親と母親のありようで一家の生き方がどのようにでもなることを教えてくれます。
正に父親の言葉の「意志あれば道あり」なのです。

大草原の小さな家(全12冊)
ローラ・インガルス・ワイルダー作
谷口由美子 訳
ガース・ウィリアムズ さし絵
岩波書店

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須賀氏の本はこれまで何度か挑戦しましたがすべて2・3ページでギブアップでした。
ところが「とってもおもしろいのよ」と本の虫ひろさんから手渡されたのがこの本でした。
半信半疑で12編の随筆集を読み始めました・・・

最後のオチがすばらしい!と言ってはこの格調高い文章に失礼でしょうか。
「こういうことが用意されていたのか!」とただただ文の構成に驚くばかりでした。

ヴェネツィアの宿
須賀敦子
文芸春秋

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初めて浜氏の声をラジオで聞いたとき「この人は男か女かどちらだろう?」と考え込みました。
ドスの聞いた迫力のある口調でした。
文章もそのままです。
悲しいかな読み手の私経済もわからないのですよ・・・

アホノミクス完全崩壊に備えよ
浜矩子 作
角川新書

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平家物語の読書会

場所もメンバーも変わり久しぶりの読書会です。
「清水冠者」「北国下向」を読みました。
源頼朝と木曽義仲が対立し、ついに義仲の息子を人質として頼朝に差し出す場面です。
この時頼朝は36歳で義仲は30歳です。
そして息子は11歳・・・

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紐飾りとえんぴつで表紙書きした糸飾り刺しの見本綴りです。
古い商家から出てきました。
今は住む人のいないその家には日清・日露戦争当時の書き物もあるとか、この見本帳も古いものでしょうね。
手芸の本がない時代このようにして、手業を残し伝えたのですね。

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この島にその古い家は残っています。
大きな木々や海は昔のままでしょうね~
その横のお寺に祖先の人々は眠っています。

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もちよりのおやつです。
和菓子は目に良し、口に良しですが一口で食べてしまいました。

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ご縁がありこの会に入れてもらいました。
最後12巻を読み終えるのはいつかしら?
悠久の自然とはかない人の一生をしみじみ考えさせる平家物語です。

05:37 | | comments (6) | trackbacks (0) | edit | page top↑